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天気痛とは!?雨がふるのがわかる!?雨の日の頭痛について!

 

梅雨も中盤戦になってきましたが、皆さまこの時期に頭痛に悩まされたりしませんか??そこで今回は天気により影響のある天気痛、中でも頭痛について簡単に説明しようと思います。

 

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まず、頭痛には3つのタイプがあります。

①緊張性頭痛  片頭痛  ③群発性頭痛

雨の日の頭痛は、一般的に①・②のタイプであると言われています。

雨の日は、気圧が下がり、風景もどんよりしているため気分的にも落ち込んでしまう傾向にあります。

 

なぜ気圧が下がると頭が痛くなるのでしょうか?

その原因は、実はまだ解明されていません

しかし、有力な説がいくつか存在します。

一説によると、気圧の変化に敏感なのは、耳の奥にある『内耳』という器官です。この内耳と言われるものは、蝸牛と呼ばれる聴覚を担当する部位と、前庭・三半規管と呼ばれるバランス感覚を担当する部位に分けられます。これらは気圧感知も行なっており、感度が敏感な方は頭痛を引き起こしやすいというわけです。

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また、一説によると『自律神経』の乱れが影響していると言われています。自律神経とは、その名の通り自律してオートマティックに働く神経のことです。内臓などは意識して動かすことができませんよね?これは、自律神経が支配しているからなんです。

自律神経は交感神経という興奮した際の神経副交感神経というリラックスしている際の神経の2種類に分けられます。これらが血管を収縮させたり、拡張させたりしています。

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前述で述べた①緊張性頭痛片頭痛は実は自律神経の交感神経と副交感神経の真逆の反応でそれぞれ起こります。

①緊張性頭痛は、首から肩、後頭部周辺の筋肉が収縮して血行が滞ることで、たまってしまった乳酸などの老廃物が神経を刺激して起こります。デスクワークなど長時間同じ姿勢を続けていたり、ストレスを感じ気付かぬうちに力が勝手に入っていたりすると起こりやすい頭痛です。
片頭痛は、低気圧や温度変化、ストレスによる緊張から解放されたときなど、なんらかの理由で血管が急激に広がり、それが神経を圧迫することによって起こります。女性ホルモンの一種(特にエストロゲン)が関係しているともいわれ、男性よりも女性に多く見られる頭痛です。


このように緊張性頭痛は血管の収縮、片頭痛は血管の拡張と、同じ頭痛でも原因は正反対。対処法を間違えると症状が悪化することがあるので、注意が必要です。

 

頭痛が出てきたらどうすればいいの!?

まず、頭痛がでてくる前に、自分の頭痛のパターンを把握し予防するということです。「頭痛日記」というものがあります。どういう痛みで、どのようなときに出現するか、時間帯や天気などを記録し、パターンの把握を行います。その後、頭痛外来等病院を受診し、適切な錠剤を処方してもらうようにしましょう。

また、①緊張性頭痛の場合は、ストレッチや肩ほぐし、温めるなどして血行を良くするよう努めましょう。

反対に、片頭痛の場合は、静かな場所で横になる、頭痛のある場所を冷やす、コーヒーや緑茶などカフェインの入ったものを摂取するようにしましょう。

 

まとめ…

すごく簡単にですが、頭痛の原因について説明しました。頭痛は、男性よりも女性に出現しやすくストレスやホルモンバランスの影響も強く受けます。普段から十分な睡眠時間や運動習慣を身につけ、ストレスの発散も忘れないよう行いましょう。

 

早く梅雨明けしてほしいなぁ・・・。では…