身長の不思議!!1日の中でも身長が変化する!?身長測定前にコレだけしといて!!
皆さんは身長測定時、
「去年より縮んでる!?」「去年より伸びてる!!」
って思うことありませんか??私はあります。毎年。一喜一憂しています。はい。
そこで今回は、微妙に変化する身長の謎と身長測定時の裏技を教えます。
身長に重要なのは骨ではなく椎間板!?
一般的に背骨と言われる部分は、脊椎(椎体)と呼ばれるものと椎間板と呼ばれるもので構成されています。骨と骨の間に椎間板というクッションがあるわけですね。
人間の背骨は、一般的に首(頸椎:7個)・胸(胸椎12個)・腰(腰椎5個)・お尻(仙椎1個:もともと5個の骨が引っ付いた形)からなっています。
椎間板は、骨と骨の間にありますので、背骨が25個あり、一番上と一番下には椎間板はないので、合計23個の椎間板があることになります。
椎間板は、髄核と繊維輪からなる総称です。
髄核とは、椎間板の中心にあるゼリー状の水分を多く含む組織(水分:約80%)です。
繊維輪とは、その髄核が漏れ出さないようにしているコラーゲン繊維を多く含む結合組織性繊維層です。上下の背骨を強固に結合しています。
椎間板が身長の伸び縮みに関係するのはなぜ??
先ほども述べた通り、椎間板はその80%が水分でできています。また、骨と骨とのクッション材になっています。クッションは、使えば使うほどその弾力がなくなり、ペシャンコになってしまいます。椎間板も同様に、圧迫が加われば加わるほどその水分が漏洩しペシャンコになってしまいます。椎間板に負荷がかかればかかるほど、椎間板は薄くなっていくわけです。そうすると、その分身長も縮んでしまうということですね。
椎間板に負荷がかかる姿勢はありますか??
あります。例えば、座っているとき、前かがみになって作業をするとき、重い荷物を持つとき、なかでも腰に一番の負荷がかかるのが、座ったまま前かがみになり荷物を持つときです。あいたたた・・・と思わず声が出そうですね。
逆に負荷のかかりにくい姿勢というものも存在します。
それは、仰向けで寝ているときです。横向きよりも、仰向けの方が負荷がかかりにくい姿勢となります。要は重力の問題ですね。
身長測定前にコレだけしといて!!
ここまでくればなんとなくわかりますよね。
そうです。仰向けで寝たあと測定する!!ことです。椎間板に負荷のかからない姿勢でいることが大切です。そして、なにより、起きた後できるだけ早く測定する!!ということです。せめて午前中のうちに測定したいものです。
椎間板は、1日1個の椎間板で1~2㎜程度縮みます。
体には23個の椎間板があるので、2㎝以上の差が1日で出るわけです。
まとめ…
身長の不思議がわかりましたね。1日、1~2㎝も差があるのなら、身長測定する日の時間帯や状態で身長が伸びたり縮んだりがあるのも頷けます。
まぁ、老化現象で椎間板が狭くなるのもあるのですが...。では...